チャイと私とインド映画

2021年、突如としてインド映画にハマってしまってもはや生活がままならない人間が、日本からどうにかしてインド映画を観ようと必死なブログ。 とにかくリティク・ローシャンに夢中でどうしようもない。

地獄曼荼羅 アシュラ

f:id:chairoar:20210613195126p:plain

【地獄曼荼羅 アシュラ】
1993年 - インド - 170分

DIRECTOR---
#ラーフルライワル
CAST---
#マードゥリーディークシト
#シャールクカーン

フライトアテンダントのシヴァーニーに一目ぼれしたヴィジャイ。ヴィジャイは金と権力に物を言わせて執拗にシヴァーニーを追い詰め、彼女の全てを奪ってしまう・・・

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

失神者続出、インドで上映禁止などなど、穏やかじゃない宣伝文句がついてる問題作です。映像は全然大したことないけど、確かに精神的にはかなりエグい映画でした。

タイトルコールが出る冒頭30分までに起きたことがもうすでに十分ヤバい。
サイコストーカーなシャールクがヤバキモ過ぎてホント頭おかしい。
時折、歌や踊りが入ってくるのでヤバさがマイルドに中和されたと思いきや、夫婦のラブソングの合間にシャールクのサイコ妄想映像が入ってきたりして、ホントやめてよそのセンス。

”全てを奪われた”というのが本気で洒落じゃなくて、シヴァーニーがどん底どん底まで堕とされててエグいにもほどがありました。
辛くてもまだ希望はある、、、って思わせた側から全部奪って行く悪趣味さ。そもそもサイコストーカーに惚れられたってだけでシヴァーニーには何の落ち度もないのにあまりに可哀そう。シヴァーニー役のマードゥリーさんがとにかく美しいので、復讐の女神と化した姿が余計に壮絶でした。

結局、人って金と権力には抗えないものなのかな・・・叔父さんも相当胸糞な男だったし、まともな人間がほとんど出てこない映画だったな。
てか、あいつらもっと酷い目に遭わされても良かったんじゃないか???
私だったら、悪い奴ら集めて生きたままお互いの内臓抉って喰わせるくらいの報復してもまだ足りません。

ところで特典映像として日本公開時の特報やコメントが収録されていたんですが、すごく昭和を感じる雰囲気で、え、2000年ってまだこんなだったっけ・・・?

2021/06/05
GEO宅配レンタル(字幕/吹替)